愛犬の健康を考える上で、食事(フード)は毎日の大切な習慣です。
特にドッグフードを変更する際には、その方法に注意が必要です。間違った切り替え方をすると、ワンちゃんが消化不良やアレルギーを起こす可能性があります。
今回のコラムでは、ドッグフードの正しい切り替え方について詳しく解説していきます。
1.切り替えの必要性… |
まず、なぜドッグフードを切り替える必要があるのかを理解しましょう。
一般的には、以下のような理由です。
・成長段階の変化でのフードの変更 (パピーから成犬用へ)
・今のフードを食べないため変更 (色んな原因)
・健康状態の変化や特定の疾患など (病気など)
・ アレルギーや食物の不耐性の発見 (突然のこと)
・ 品質や成分に対する飼い主の満足度の変化
これらの理由から、愛犬に最適なごはんを与えるためには、時にフードの切り替えが必要になります。
2.うまくいく切り替え方の基本 |
ドッグフードの切り替えは、急激に行うと消化器系のトラブルを引き起こす原因になります。
基本的にはどんなごはんも「徐々に切り替える」ことが推奨されています。
《かんたんな手順》
1. 新旧フードを混ぜる:最初は新しいフードを少量混ぜ、徐々にその割合を増やしていきます。
2. 観察する:切り替え中は愛犬の体調や便の状態を毎日、注意深く観察しょう。
3. 調整期間:ワンちゃんによっては新しいフードに完全に慣れるまでに数週間かかることも実はあります。
一般的には、7日から10日かけて徐々に切り替える方法が推奨されています。
3. 切り替え時の注意点 |
切り替えをスムーズに進めるために、以下の点に注意しましょう。
品質の高いフードを選ぶ:成分表を確認し、不必要な添加物が含まれていないかチェックします。
愛犬の反応を見る:食欲不振や皮膚の問題など、何か異常が見られた場合は専門の獣医師に相談します。
水分補給を忘れずに:特に新しいフードがドライフードの場合は、水分補給を十分に行うことが大切です。
4. 特別なケースでの切り替え方 |
愛犬によっては特定の症状が発生することで、フードやごはん選びをする場合があります。
アレルギーがある場合
アレルギーを持つ愛犬の場合、特定の素材を避ける必要があります。
この場合、ハイポアレルゲニック(低アレルゲン)フードへの切り替えや食材を特定できている場合はその食材が入っていないものを選びましょう。
切り替えは更に慎重に行い、獣医師と相談の上で進めましょう。
シニア、高齢犬の場合
高齢犬は消化機能が衰えることが多いですから、消化しやすいフードに切り替えることが望ましいです。低脂肪でタンパク質の管理や栄養価が適している場合が多いです。
まとめ
愛犬のドッグフードを切り替える際には、その理由と方法をしっかりと理解することが大切です。
飽きて食べない時や嫌々期の場合でも、徐々に切り替えを行い、愛犬の健康状態を常にチェックしながら進めることが、【何も食べない!!】というトラブルを避ける鍵となります。
また、何か健康上に不安な点があれば、獣医師に相談することをお忘れなく!
愛犬の健康と幸福のために、適切なフード選びと切り替え方を心掛けましょう。