今回のコラムは、愛犬が歳を重ねるにつれて、考えることの多い日々のごはんについてです。ごはんの食べる量やフードの好みに変化が現れ、硬いフードにも少し変化を加えてあげたくなりますよね。
シニア犬になると、消化機能が弱まったり、体重管理が難しくなったりするため、市販のペットフードだけではカバーしきれない点が出てきます。
そこで、今回はシニア犬のための特別な手作り食レシピをご紹介します。
愛犬の体調や好みに合わせて、栄養満点かつ美味しいごはんをプラスする参考にしてみてください。
シニア犬の栄養について
シニア犬に必要な栄養素は、もちろんですが若い頃と比べて異なります。
たとえば、高齢になると筋肉量が落ちてくるため、良質なたんぱく質をしっかり摂る必要があります。また、消化機能の衰えをサポートするために、食物繊維が豊富な食材を取り入れることも大切です。さらに、関節の健康を保つために、オメガ3脂肪酸を多く含む魚介類を食事に加えると良いです。
レシピ1: 鶏ささみと野菜の蒸し物
材料:
- 鶏ささみ 100g
- さつまいも 50g
- にんじん 50g
- ほうれん草 30g
作り方:
1. 鶏ささみは一口大に切り、さつまいもとにんじんは皮をむいて一口大にカットします。
2. ほうれん草はサッと湯通しして水気を切ります。
3. 耐熱容器にすべての材料を入れ、600Wの電子レンジで5分程度加熱します。
4. 火が通ったら、完全に冷ましてから、ドライフードと合わせて愛犬に提供しましょう。
★ポイント
さつまいもは食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果が期待できます。また、鶏ささみは低脂肪で高たんぱくなため、シニア犬にぴったりの食材です。
レシピ2: サーモンとキノコの炊き込みごはん
材料:
- サーモン 100g
- しめじ 50g
- まいたけ 50g
- 玄米 100g(玄米の変わりは米麹でもOK)
作り方:
1. サーモンは皮を取り除き、一口大に切ります。
2. しめじとまいたけは根元を取り除き、手でほぐします。
3. 玄米は事前にしっかりと洗い、鍋に入れて適量の水を加えて30分ほど浸水させます。米麹の場合は、洗いすぎると麹菌がなくなるので注意しましょう。
4. 鍋にサーモンとキノコを加え、蓋をして中火で炊きます。水分がなくなったら完成です。
★ポイント
サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸は、関節炎予防や抗炎症作用が期待できます。また、キノコ類は食物繊維が豊富で、消化を助ける効果があります。玄米は低GI値の炭水化物で、血糖値の急激な上昇を抑える効果があるため、体重管理にも効果的です。
まとめ
シニア犬のための特別な手作り食は、愛犬の健康を長く維持するために重要な役割を果たします。今回ご紹介したレシピは、栄養バランスを意識しつつ、愛犬が喜ぶ美味しさも追求したものです。日頃の食事にバリエーションを加えることで、老後も元気で過ごせるようサポートしてあげましょう。
また免疫力を高めたり、手軽にドライフードに合わせたい場合はボーンブロスもオススメです。
▶ブルズごはんのボーンブロス
いつまでも愛犬との幸せな時間を大切にしたいですね。