愛犬のごはん、国産と輸入どっちがいい?

愛犬のごはん、国産と輸入どっちがいい?

 

ワンちゃんをを家族の一員として迎えるとき、または家族として今過ごしている時。その健康と幸せな時間を守るために何ができるだろうか。とふと思うことはありませんか?

その一つが、質の高いフードやごはんを選ぶことだと思います。

愛犬の健康を左右するフードの選択は、多くの飼い主にとって頭を悩ます問題となっていると想像しています。

 

質問!『我が家の愛犬には、国産と輸入どっちがいい?』

 

こう思う飼主さんも多い事でしょうが、市場にはさまざまな国産および輸入されたワンちゃんのフードからおやつまでが溢れ、どちらを選ぶべきかは一見すると簡単な選択ではないように思います。

しかし、選択次第では愛犬の健康、果ては健康寿命に直結するため、重要性を帯びてくるでしょう。

 

国産ドッグフードを紐解く



一括りに国産と言っても、これだけでは安全とは限りません。
国産の食品は地元産の新鮮な食材(製造する地域の地産地消など)を使用している場合であれば、安全性の高さも魅力の一つと言えるしメリットだと思います。

また、国内製造であれば、『愛玩動物飼料の安全性確保に関する法律(ペットフード安全法)』への準拠にて原材料の表記が厳格に決められている点も安心材料の一つと言えます。原材料毎にいえば、お肉は産地や与えている餌、お魚は取れた産地、お野菜に関しても産地や肥料等を把握できる点も利点と思います。

そうした意味で、国産のフードの❝透明性❞は品質の良い原料もそうでない原料も分かりやすいことは優位かと思います。

一方で、国産フードのデメリットも存在します。

  1. 価格が高い場合がある: 国内で生産されたドッグフードは、品質管理の規制や品質のよい原材料を厳選する傾向にあり、そのために生産コストがかかります。それが商品の価格が上昇します。

  2. 選択肢が限られている場合がある: 国内で製造されたドッグフードの中には、海外製品と比較して選択肢が少ない場合があります。(例:日本では流通していない原料や製造していない原料もあるため)特定の栄養成分や食材を探している場合、選択肢が制限されることがあります。

  3. 安価な原材料を使用したフードもある:価格を抑えることだけを目的としたり、資源再利用の目的により、本物のお肉を使用していなかったり、○○パウダーといった乾燥減量、添加物や保存料、防腐剤がたくさん含まれるフードも存在します。完食する=安全とは限らないため、原材料表記は必ずチェックしましょう。

 

輸入ドッグフードを紐解く

 

一方、輸入されたフードには、世界各国の文化や特色が反映されたユニークでバラエティ豊かな選択肢が存在する点はメリットです。

特定の栄養素を重視する、またはアレルギー対応の特別なフードを求める場合、日本にはない食材など、輸入フードがそのニーズに応えることもあります。

例えば、オーストラリア産のカンガルー肉の使用やアメリカよりもさらに基準の厳しいイタリア製品、独占契約農家で無農薬・有機栽培の穀物を使用するフランスの製品など日本よりも厳格な基準が存在する国もあるのはメリットと言えます。

一方、デメリットも存在し、原料の品質や製造工程において衛生管理基準などの措置が取られていない国もあります。

  1. 品質管理や安全性に対する不安: 一部の輸入ドッグフードは、生産国の品質管理規制が厳しくない場合があります。また、長距離輸送中に品質が劣化する可能性もあります。

  2. 原材料のトレーサビリティが低い場合がある: 一部の輸入ドッグフードは、原材料の供給源が不透明であることがあります。品質や安全性を管理する上で、原材料のトレーサビリティが低いことは懸念されます。
    トレーサビリティ:いつ、どこで、誰が、どのようにして生産したのか追跡が可能なこと

また、原料の餌や肥料においても国によって基準や法律が異なる為、一概に安全かそうでないかを選ぶ側が見極める力が必要になると思います。

輸入フードを選ぶ基準は、その国の特製や基準を理解することも重要なポイントと言えるでしょう。

 

まとめ



このように、ワンちゃんのフードやごはんを選ぶ際に国産と輸入どちらを選ぶかは、飼い主の価値観や愛犬の健康状態、好みによって変わることが言えると思います。今回のコラムでは、それぞれのメリットとデメリットを詳しく掘り下げ、愛犬にとって最適な選択をするための情報として書いてみました。

あなたの愛犬が毎日ワクワクとごはんの時間を迎えられるよう、よい選択を見つけるきっかけになればと考えています。

僕自身、このコラムを書き進めるうちに、愛犬へ愛情と、たくさんのワンちゃんへよりよいごはんをお届けしたい!を再認識しました。健康と幸せを第一に考え、犬のフードやごはんにおける国産と輸入の違いやメリット・デメリットを把握して、1頭1頭にフィットしたごはんに出会うことができればいいなと思っています。

 

まだ見つかっていない!という方は、一緒に探求していきましょう。

 


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