グルテンフリーって?ワンちゃんにも関係ある?

グルテンフリーって?ワンちゃんにも関係ある?

グルテンフリーの食生活は、最近、人間だけでなく、ワンちゃんの世界でも注目されています。

特に、ワンちゃんの飼主さんの間で、「グルテンフリーが犬にどのような影響を与えるのか」という話題がよく挙がっています。グルテンとは、小麦や大麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種です。人間の中には、グルテンに対して不耐性やアレルギーを持っている方もいるように、犬にもグルテンが影響を及ぼす場合があります。

 例えば…ワンちゃんのアレルギーリスクの高い品目毎に並べると3番目に多いのが小麦類(穀物)になります。

牛肉(36%)、乳製品(28%)、小麦(15%)、鶏肉(9.6%)、羊肉(6.6%)、豚肉(4%)、魚(1%)

 

犬がグルテンを摂取することによって体験する可能性のある問題には、皮膚のかゆみや消化不良などがあります。

 

・体をかいている(またはかゆがっている)
・フケが出ている
・下痢・嘔吐を繰り返す
・足の裏や指の間をずっと舐めたり噛んだりしている
・顔・耳の内側、目・口周り、股の内側が赤くなっている

 

これらの症状があらわれている場合は注意が必要ですが、一概に特定するのは難しく、血液検査や食べ物を変えたりしながら様子をみることになります。



グルテンフリーの食生活が与えるメリットは

 

まず、グルテン不耐症の症状を抱えるワンちゃんにとって、グルテンフリーの食事は彼らの健康を大きく改善します。一部の専門家は、グルテンを含まない食事がワンちゃんのエネルギーレベルを向上させ、毛並みを良くするなどの健康上の利点があると指摘しています。しかし、犬の食事をグルテンフリーに変更するには、ほとんどの場合ドライフードが使用できず、一般的に、グルテンフリーの食事は通常の食事よりも高価です。特に高品質の食材を使用するフードの場合、コスト面の不安があります。

ただし、すべてのワンちゃんがグルテンフリーの食事を必要とするわけではありません。実際、多くの健康なワンちゃんは、グルテンを含む食事を問題なく消化できますが、問題はそのバランスです。

ドライフードの原材料の順番に、穀物(小麦、トウモロコシ粉など)や砂糖orオリゴ糖などが比較的上の方に並んだ後にお肉やお野菜が続いているようなものだと、ほとんど穀物類を食べているようなものです。小麦やトウモロコシ(コーン)に代表されるように安くて大量に入手できる食材である穀物類は、ドッグフードの炭水化物源としてよく使われます。

 

栄養の中身も大切です

結局のところ、グルテンフリーの食生活が犬に与える影響は、個体によって異なりますが、『中身の原材料』が大切だと思います。

グルテンによって何らかの不調を感じている場合は、グルテンフリーの食事への切り替えが良い選択となることも多いでしょう。しかし、その判断はかかりつけの獣医師さんの専門的なアドバイスに基づいて探っていきましょう!!

愛犬の健康と幸福を守るために、適切な知識が求められていると思います。


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