愛犬の健康を守る!ドッグフードの添加物を避けるための必読ガイド

愛犬の健康を守る!ドッグフードの添加物を避けるための必読ガイド

 

今回は、愛犬の健康を第一に考える飼い主さん必見です。

ドッグフードに含まれる添加物を避けるためのポイントについてシェアしたいと思います。難しい化学名がズラリと並ぶフードは、健康や長生きとはほど遠いものです。シンプルで、分かりやすい原材料名のものを選びましょう。
今回はそんなお話です。

 


 原材料をチェックする


ペットフードを選ぶ際には、必ず原材料リストを確認してください。具体的な肉や野菜がリストの上位にきている製品を選ぶと良いです。また、不明瞭な化学物質名や「人工着色料」などの文言があれば避けた方が無難です。

次に順番のポイントです。

原材料リストの上位に記載されている成分は、そのフードに最も多く含まれていることを意味します。高品質なドッグフードでは、主に動物性たんぱく質が最初に記載されています。これらは、肉や魚といった明確に特定された原材料名であることが重要で、肉副産物(注:チキンミール、フィッシュミール、牛肉パウダー、牛肉粉などと記載されているものは本物のお肉ではありません。)や動物性脂肪のような抽象的な表現の物を避けるべきです。


次に、穀物や穀物副産物の使用にも注意が必要です。アレルギー反応を持つワンちゃんにとって、穀物はアレルギー反応を示すことがあります。穀類や小麦粉が上位表示されているフードは注意が必要です。そのため、グルテンフリーやグレインフリーのフードが推奨される傾向にあります。
▶ 愛犬へ良質なタンパク質の必要性
▶ グルテンフリーって?

 

原材料が明確な物を選ぶ

 

原材料表記に、明確な食材が示されている製品は、化学的添加物を含まないか、または極少量しか含まない傾向にあります。そうした製品を選ぶことで、ワンちゃんに無害な食事を提供できると思います。
▶ ごはん選びの想い

 

添加物、着色料を理解しましょう

今回のコラムでは、添加物と着色料について、一つづつ解説していきます。

エトキシン

エトキシキンは保存料・酸化防止剤として使われる合成添加物です。ペットフード安全法で成分規格が指定されています。

除草剤や害虫駆除などの農薬にも使われることもあります。

BHT

BHTは「ジブチルヒドロキシトルエン」の略です。保存料・酸化防止剤として使われる合成添加物で、BHAと同じようにガソリンの酸化防止剤として作られた物質です。

BHA

BHAは「ブチルヒドロキシアニソール」の略で、保存料・酸化防止剤として使われる合成添加物です。元々ガソリンの酸化防止剤として作られた物質です。

グリシリジン・アンモニエート

ドッグフードの食いつきを良くするための甘味料として使われます。安全性が確認されていない添加物で、人間の口にするものにはまず使われません。

没食子酸プロピル

酸化防止剤として使われます。肝臓障害が起きる可能性があります。

着色料

石油製品を化学合成して生成される物質で、「タール色素」ともいわれます。発がん性物質なのでアメリカやヨーロッパでは使用が禁止されています。

「青色2号」「赤色3号」「赤色40号」「赤色102号」「赤色105号」があります。

青色2号

「インジゴカルミン」という着色料で、食品以外にも工業製品の着色にも使われることがあります。

赤色3号

「エリスロシン」という着色料です。アメリカ、ドイツ、ポーランドでは人間用の食品にも使用が禁止されています。

赤色40号

「アルラレッドAC」という着色料です。天然に存在しない添加物で、清涼飲料にも使用されています。動物の体への有害性があるとされ、2008年にイギリスで警告・報道がされました。

赤色102号

「ニューコクシン」という着色料です。多量摂取で蕁麻疹や貧血の症状が起こることが報告されています。アメリカ、カナダ、ベルギーでは食品全般への使用が禁止されています。

赤色105号

「ローズベンガル」という着色料です。

「発育不良」「肝臓障害」など重篤な症状や病気の原因になることが認められています。

 

特に上記ものが含まれている場合や数種類含まれているフードであれば、注意が必要です。添加物は、可能な限り少ない方が良いとされています。


手作り食に挑戦する


一部のフードやフードの変更をしても、体調が悪化や改善が見られないワンちゃんの場合、最後にたどり着くものが手作り食になります。

ワンちゃんの食事を自分で作ることで、使用する材料を完全にコントロールできます。しかし、栄養のバランスを保つこと、不足する栄養素にどう向き合うかが非常に重要であるため、獣医師やペット栄養学の専門家と相談しながら進めることが望ましいと思います。
▶ 愛犬の手作りごはん・レシピ付き
▶ 季節の変わり目の食事管理
▶ 愛犬が絶対に食べてはいけないもの


 まとめ


ワンちゃんの健康を守るためには、毎日口にする食事が重要な役割を果たします。特に添加物に関しては、『知らなかった…』と後悔を避けるために、私たち飼い主が知識を持つことが必要です。

ドッグフードの原材料を正しくチェックすることは、愛犬の健康維持において非常に重要です。質の高いタンパク質の確認、穀物の使用に対する注意、そして無害な保存料の選択が鍵となります。

上記で紹介したように添加物の中にはペットの健康に悪影響を及ぼすものが含まれているため、選ぶ際には注意が必要です。

ドッグフードを選ぶ際には、原材料リストをしっかりと確認し、可能であればなるべく含まれていない物や手作り食を選ぶようにしましょう。

今回のコラムが、ワンちゃんと飼い主さんがより健康で幸せな生活を送るための参考になればと思います。

 


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